スポーツ咬合

スポーツには、動的なものと静的なものがあるが、どちらのスポーツにおいてもその基本姿勢は直立姿勢維持、すなわち平衡感覚・バランスにより維持されている。スポーツ先進国であるアメリカなどでは、アスリ-トの身体平衡バランスが悪い場合、そのアスリートの将来はないものとまでいわれ、アスリートにとっては非常に重要な意味を持つことになる。従って、もしアンバランスな咬合によって顎位の変位などを伴い下顎頭に機能的障害を起こすような場合、顎関節周辺部に隣接する内耳などにまでその影響がおよび、平衡バランスを低下させる事が考えられる。

言い換えれば、アンバランスな咬合を持つアスリートは、自身の平衡バランスを低下させるような事のないよう、常に生理的な咬合が保てるよう考えておかねばならないという事になる。また、アンバランスな咬合は末梢からの感覚情報を十分に脳に伝える事が出来ず、その結果末梢からの情報は少ない情報量としてしかフィードバックすることが出来ない事になり、全身の筋力発現時などにおいて、アスリート自身のパフォーマンスに影響をおよぼす可能性が考えられる。

そこで咬合の状態変化、すなわちアンバランスな咬合が直立姿勢、特に重心動揺軌跡、及び全身の筋力にどのような影響をおよぼすかを研究面より検討した結果をレビューし、臨床面からの検討も含め“咬合とスポーツパフォーマンス”との関係について触れてみたい。

咬合とスポーツパフォーマンス
東京歯科大学スポーツ歯学研究室
石上恵一

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