筋出力を高める

円陣における気合の効果
http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2006/1K03A236-5.pdf

「よく気合(掛け声)を出すと、筋力が上がると言われるが、その効果は、大脳の覚醒水準のメカニズムに大元がある。

覚醒水準は、複数の脳内経路によってコントロールされていると考えられている(宮下,1986;堀・福田,1997)が、その1つに中脳から橋にかけての脳幹網様体賦活系(Reticular Activating System: RAS)において、外部からの感覚刺激によって生じた上行性のインパルスがRASを仲介して皮質全域に投射されることにより、覚醒水準が制御されている。つまりより多くの強い感覚刺激を入力することで、より覚醒水準が高まる。

また、掛け声が大脳の抑制を解除することで中枢神経系の興奮水準が高まり、インパルス発射頻度の増加や運動単位数の増加を引き起こすので、ただ単純な最大筋力の増加だけでなく、筋放電開始時間の短縮と力の立ち上がり速度 の増大にも影響し、全身反応時間を短縮させることまで可能であることが報告されている。

さらには覚醒水準を動機づけと同義と考えると、それぞれの課題(スポーツスキル)に応じて最適覚醒水準は異なると推測できる。

そして、このことは脳の覚醒・興奮状態、 筋緊張の状態、自律神経系興奮の状態などの生理心理学的な枠組みで考え合わせてみると、全てが合理的に符合することが理解できる。」 

 

 

技術(フォーム)練習において、正しい姿勢と呼吸で、出力する方向(コース)の再現性を可能な限り高めたら、あとはどれだけ大脳の興奮水準を高め、運動単位の動員、インパルス発射頻度を増加させられるかで、使用重量、動員される筋繊維数は変わってきます。

効かせない(効かせる余裕がないぐらい爆発的に挙上する)種目、効かせる種目、複合関節、単関節、身体や脳の使い方という面では、すべて共通している部分はあると思います。

つづく

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